有希ちゃんと蒼君の井戸端会議
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蒼 「え?次で有希とお別れなの?」
有希 「そうらしいんですよ。一番最後はそれぞれのその後みたいな話になるから、蒼さんとちゃんと対面出来るのは次で最後
らしいんです・・・・・淋しい・・・・・」
蒼 「俺、まだ全然しゃべり足りないのに〜」
アル 「まだ何か話すことがあるのか」
蒼 「おかしいっ?だって、この世界じゃ携帯ないし、電話だってないんだもん!この機会逃したら何時会えるのか分かんな
いし、そう思うのも変じゃないだろ?」
アル 「ケイタイ、とは、なんだ?ユキ」
有希 「携帯?え〜と・・・・・どんなに離れても直接声で話すことが出来る機械・・・・・かな?」
アル 「キカイ?」
有希 「(そこから分からないんだ)え、え〜と・・・・・蒼さ〜ん」
蒼 「アル、携帯は魔法の箱!とにかく、離れても話が出来るすっごい箱なんだよ」
有希 「蒼さん、凄いっ」
アル 「それは便利だな。ディーガに作らせるか」
有希 「そ、それは無理だよ!アルティウス!」
蒼 「ディーガって有希の国の占術師なんだろ?有希とアルをこの国に連れ込んだり出来るんだし、もしかしたら出来るかも
知れないじゃん!俺、会いたい!」
シエン 「ソウ、今回はそんな時間はないですよ」
蒼 「じゃあ、シエン先に帰っていいよ。俺、もうちょっと残る」
有希 「本当にっ?」
アル 「ならぬ!」
シエ 「許しませんよっ」
蒼 「え〜、どうして?」
シエン 「ソウは私と1日でも離れても構わないのですか?」
蒼 「・・・・・それは、やだ」
シエン 「私はこれ以上公務を滞らせることは出来ませんし、帰国は動かせないのですよ。私もソウと・・・・・1日でも離れていた
くはない」
蒼 「う、うん、俺も、帰る」
シエン 「素直なあなたも可愛いですよ、ソウ」
蒼 「ゆ、有希の前で変なこと言うなよ・・・・・恥ずかしい」
アル 「ソウも帰国するのか、淋しいものだな(棒読み)」
蒼 「・・・・・なんか、腹立つな」
アル 「ユキ、ソウが帰国すればそなたも淋しいであろうが、私が毎夜抱きしめて眠るゆえ、何も案ずる事はないぞ」
蒼 「・・・・・(恥ずかしい奴)」
アル 「どうだ、ユキ?」
有希 「ど、どうって・・・・・」
蒼 「有希、スケベなダンナを持つと大変だな」
アル 「スケベとはなんだ!どうせシエン王子も帰路でそなたを抱くであろうっ?野外で夫婦の営みをするなど、そちらの方が恥
ずかしいわ!」
蒼 「勝手に想像するなよ!シエンがそんなことするわけないだろ!な?シエン」
シエン 「・・・・・(それも楽しそうだな)」
蒼 「シエンってば!」
有希 「蒼さん、大丈夫ですか?」
蒼 「そんなことさせるわけないだろ!そうしたらお尻が痛くって、ソリューにだって乗れなくなるっ」
シエン 「私が抱いて乗るということも出来ますね」
蒼 「シ、シエン?」
シエン 「星空の下、白い肌のあなたが淫らに喘ぐ姿はさぞ綺麗でしょう」
蒼 「!」
アル 「それは楽しそうだな。私も寝台以外でユキを抱いたことはないし・・・・・野外で日中、その肌を愛でるのも一興かもし
れぬ」
有希 「ア、アルティウス!」
アル 「ん?待ち遠しいか?」
有希 「あ、あ・・・・・(声も出ず)」
シエン 「ソウも、後のことは何も考えないで、ただ私に身を任せてくれればいいんですよ」
蒼 「・・・・・2人とも、逆襲の度合いが激しいよ」
続く
素晴らしい逆襲を繰り出した旦那様方(笑)。
井戸端会議も後2話。蒼君、話したいことがあればお早めに。