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(細い、な)
何度も見た身体だが、今日最後まですると思って改めて見ると、その尻も腰もあまりにも細いと感じてしまった。
自分と、亘のペニス。平均よりも少々サイズが大きめのそれを、聖の蕾が傷付かないように挿入することが出来るだろうか?
「亘」
「ん?」
「あれ取ってくるから、お前先に可愛がってやれ」
「OK」
男同士だからというわけではなく、濡れない女相手にも必要なローション。それと、一応ゴムも用意した方がいいだろう。妊娠し
ないとはいえ、聖の身体のことを思えばそれを着けるのが本当だろうし、後の始末も楽なのだが・・・・・。
(そっちは、多分使わないだろうが)
相手の身体の隅々まで支配したという充足感を感じるためには、自分の精液を相手の身体の奥に注ぎ込みたいというのが男の
本能だろう。
「聖」
高須賀は聖の顔を覗き込み、その頬に手を触れた。
「しばらく亘の相手をしてやってくれ。直ぐに戻ってくるからな」
そう言ってキスをすると、聖は目を閉じて受け入れてくれる。可愛いと思いながらその頬を撫で、高須賀は上半身裸のまま立ち上
がった。
高須賀はどこに行くのだろう。ぼんやりとそんなことを考えながら視線を向けていると、その聖の視線に亘の顔が入り込んできた。
「僕の顔を見て、聖君」
「んっ」
重なってきた亘の唇。当然のように割り込んでくる舌に戸惑いながらも応えていると、ペニスをキュッと掴まれてしまった。
「・・・・・っ」
腰を引こうにもベッドに寝た状態ではそれも出来ず、聖は腰を左右に揺らすことしか出来ない。しかし、それはかえって亘の手に
ペニスを擦り付ける格好になってしまったようで、亘は唇を離すと聖の顔を覗き込んで笑い掛けてきた。
「聖君、そんなに気持ちいいの?」
「・・・・・え?」
「もう、こんなに濡らしてるよ。今日は何回射精出来るのかな」
「なっ」
(何回って、そんなに何回も出ないよ!)
自分で慰めるのもほとんど1回に一度くらいなのに、こんな異常な状況で何回も射精出来るはずがない。いや。もしかしたら異
常な状況だからこそ、自分はこんな風に昂ぶっているのかもしれなかった。
「わ、亘さ・・・・・」
何だか怖くなって手を伸ばすと、亘は直ぐに指を絡めてくれる。
宥めるような優しいキスと、ペニスを弄る巧みな指先。聖は気持ち良さに熱い吐息を漏らした。
手の中のペニスがピクピクと波打っている。もう、射精するのは間近だろうと、亘は先端部分を爪で引っ掻いた。
「・・・・・ひっ!」
その瞬間、手の中に精を吐き出され、薄い腹が忙しなく波打っているのが見えた。
「気持ちよかった?」
「・・・・・」
返ってくるのは言葉ではなく、戸惑ったような眼差しだ。こうして男に感じさせられてしまう自分を恥ずかしく思っているのか、それ
とも、恐怖を感じたためか。
(もう、怖くはないよね?)
亘は聖の精液で濡れた指先を、そっと蕾へと滑らせてみた。ピクッと身体は揺れたが、亘の身体を押し返すという様子は見えな
い。
「少しずつ、慣らすから」
今までも何度かここに触れた。指2本くらいまでなら、聖も痛みよりは快感を感じているはずだ。
ただ、今日は指で弄るだけでは終わらない。自分や父のペニスを受け入れることが出来るほどにここを解さなければならないのだ。
「亘」
ヌルヌルと、蕾の表面だけに指を滑らせていると、手に小瓶と小さな包みを持ってきた父がベッドに乗り上げてきた。
「それだけじゃ足りないだろ」
それ、というのは、聖の精液だ。亘が頷くと、父は持っていた小瓶を差し出してくる。亘も知っている、最上級のローションだ。
少しだけ催淫効果もあるこれを使うと、聖の生の反応が隠れてしまうかもしれない。
それでも、初めて男を受け入れる身体には出来るだけ負担を掛けさせられないし、この先もこの身体を自分は抱き続けるのだ。
(始めが肝心、ね)
蓋を開け、たっぷりのローションを手の平に出すと、亘はその手を再び聖の下半身へと伸ばす。
漏らしたと感じるほどにたっぷりと蕾の周りを濡らし、やがてゆっくりと縁をなぞっていた指を1本、中へと差し込んだ。
「んっ!」
(な、中っ、中に・・・・・っ)
身体の中に指が入ってきた。圧迫感と、ゾワゾワとしたくすぐったさにブルッと身体を震わせたが、痛みや嫌悪感は感じなかった。
「・・・・・っ」
中に入ってきた指は、ゆっくりと聖の身体の中を愛撫するように引っ掻き、押し、聖の中の何かを探るように動き始める。
身体の内側に触られる感触に慣れろというのが無理だが、かといって逃げ出すほどに気持ち悪いとは思えない。聖は複雑に揺れ
動く自分の心の中を見つめながら、亘の指先一本の動きを真剣に追った。
「!」
その時だった。
ある一点を爪先で引っ掻かれ、聖の腰が酷く浮かんだ。
「な、何?」
「ここだ」
「見付けたのか?」
「前にも偶然見付けてたしね。やっぱり、ここ、少し前の方」
「どれ」
「あ、ま、待って、あ、あのっ・・・・・ふぐっ!」
断続的に今反応した場所を刺激されて喘ぐ聖は、ヌルリともう1本差し込まれた指に冷や汗が滲む。差し入れられている指は
2本・・・・・きつくて、苦しい。
「ま、ま・・・・・って・・・・・っ」
「大丈夫だ、聖、上手に飲み込んでるぞ」
笑みを含んだ声で言う高須賀の眼差しがどこに向けられているのか、恥ずかしくて聖はとても目を開けていられない。すると、そ
んな聖の逃避を許さないとでもいうように、身体の中の指は全く違う動きで快感をかき立て始めた。
クチュ ズチュ
生々しい水音と、肉同士が絡まる音が耳に聞こえる。それは、身体の内部から聞こえてくる音だけに、聖の官能をダイレクトに
刺激してきた。
「ふあっ、あっ、あっ」
まるで、喜んでいるような声を漏らす口を閉じてしまいたいのに、休まず与えられる刺激にそれは構わず、更に唇の端からは、飲
み込めない唾液が滴り落ちていく。
顎を伝うそれを舐めあげられ、恐々と瞼を開けると、直ぐ目の前に高須賀の顔があった。
「聖」
視線が合うと、高須賀は名前を呼び、今度は唇にキスをしてくる。薄く開いたままだった唇の隙間から舌がスルッと入り込み、聖
は口腔の中をねっとりと弄る高須賀の舌に、涙を浮かべて感じていた。
必死に閉じようとしていた聖の足が、何時の間にか緩やかに開かれていた。
高須賀も、亘も、既に服を脱ぎ捨て、3人の裸身が白いシーツの上で泳いでいる。
高須賀は聖にキスをしながら、眼差しを亘に向ける。亘は、片手を蕾に、もう片手でペニスや双玉を弄っていて、聖のそれはまた
今にも爆ぜそうに張り詰めていた。
(そろそろだな)
チュ
高須賀は聖とのキスを解いて亘に言った。
「どうする?」
「・・・・・譲りたくないけど」
「俺も同じだ」
聖を親子で愛するということに、様々な状況を考えて同意した2人だったが、まだどちらが聖のバージンを奪うかは結論が出ていな
かった。
言うまでも無く、どちらも聖の初めての男になりたいと思っている。この先、数え切れないほどに3人でセックスをするとしても、一
番最初の男というのは聖の中で大きな存在として残るはずだからだ。
「亘」
「・・・・・」
高須賀は溜め息をついた。
「分かった」
「え?」
いきなり折れた高須賀に、亘は戸惑った表情になる。すると、口元ににやっと悪戯っぽい笑みを浮かべた高須賀は、半勃ちの状
態の亘のペニスに視線を向けた。
「最初は小さい方がいいだろ」
「なっ?」
明らかにペニスの大きさを揶揄されて、さすがに亘の眉間には皺が寄ったが、反論はしてこなかった。
結果は、一目瞭然だ。亘のペニスも標準以上のものだろうが、高須賀は付き合ってきた女達に大き過ぎて痛いとまで言われたこ
とがあるほどに立派なペニスを持っているのだ。
初めての聖には、亘のペニスでも一杯一杯だろうが、高須賀のものならば・・・・・もしかしたら流血騒ぎにもなりかねない。
ここは愛する息子に譲り、少しでも慣れたところで美味しく頂くことにする。
(何も、最初に出されたものがメーンディッシュとは限らないしな)
男として、ペニスの大きさはプライドに直結する問題だ。
亘は今まで小さいとは言われたことはないし、どの遊び相手も満足させたという自負があるものの、改めて父のペニスを見ると、さ
すがに凄いと思ってしまった。
同性の親子でも、あまり性器の大きさについて論じないし、ましてや成長してから見せ合うことも無かったが、聖の身体を弄んで
きたここ数カ月で、亘は父のそこの大きさに感心もしていた。
あんなものをいきなり聖のこんな狭い所に入れたら、それこそ流血沙汰になってしまうかもと思い、なにより・・・・・。
(聖君の初めての男に僕がなる・・・・・)
ペニスの大きさで決めることには少々問題もあったが、別に自分が他の男達より小さいというわけではないし、聖にとって最初の
男になれるのならば不名誉なことでも・・・・・のめる。
「・・・・・本当に、いいんだね?」
「ああ。聖も大事だが、お前も可愛い息子だしな」
「・・・・・可愛いって言うのが引っ掛かるけどね」
「どうなんだ、亘」
「それでいいよ」
亘は頷いた。
そして、父の気が変わらないうちにと、先程聖の蕾を解すのに使ったローションを再び自分の手に垂らし、今度は自身のペニスを
鍛えるために手で扱いた。既に半勃ちだった亘のペニスは、直ぐに支えが要らないほどに勃ち上がる。
「立派じゃねえか」
その様を見ていた父のからかうような言葉も無視していると、やがて目の前に小さな包みが差し出された。
「何?」
「着けないのか?」
女相手には必需品の避妊具。それは、男同士のセックスの時にも必要なものだとは思うが・・・・・。
「僕は病気持ってないし」
「それは分かってる。お前は遊びにも慎重だしな」
「それに、聖君の身体の中に全部吐き出したいんだ」
「・・・・・」
「父さんはそう思わないわけ?」
からかうように言うと、父は直ぐに頬に苦笑を浮かべてポンっとそれをベッドの外に放り出した。
「この薄い膜でも、俺達の間には必要ないってわけだ」
(な・・・・・にか、言ってる?)
頭上でかわされている言葉。既に与えられる快感にいっぱいいっぱいになっている聖にはよく聞き取れなかったが、下半身を襲う
指の動きは一向に止まなかった。
チュク クチュ
「んっ、はっ、あっ」
そして、それはやがてさらなる圧迫感を呼んで、聖はもう声を出すのさえ苦しくなっている。
「聖君」
そんな時、耳に届いたのは優しい亘の声だ。
「少し痛いかもしれないけど、僕を受け入れてくれるために我慢して」
(え・・・・・?)
何を我慢したらいいのだろうと考える時間も無かった。
熱い下半身のそこからクプッと水音をたてながら指が引き抜かれたかと思うと、直ぐにさらに熱く硬いものが押しあてられる。その正
体が何なのか、涙で潤む眼差しを向けようとした時、
ズッ
「ひ・・・・・っ!」
メリメリとそこを強引に押し広げるかのように入り込んできたものが、まるで聖の身体を下半身から二つに引き裂くかのような勢い
で貫いた。
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